インペラー 羽根車(PBT)

超音波溶着の実績例

PBT+ガラス20%の溶着で、以前より溶着しているものの増設案件でした。

工具ホーンをリピートで製作しましたが、溶着がうまくいかないとの連絡があったので現場に行きました。

超音波ウェルダー本体もチェックしましたが問題無し。
工具ホーンも指示通りの完全なリピート品となっていました。
ここで、お客さんから「こっちの自動機ではウマい事いってんねんけど・・・。」と言われたので行ってみると、片側の部品が縦型成形機からインサート成形されて、1分以内には自動機でそのまま溶着されていました。

要するに、成型品が温かい状態で溶着されていたという事です。
「これは同じにはなりません。」お客さんも理解して頂いたようですが、何とかこの商品を立ち上げないといけないらしく、何とかして欲しいとの事でした。
大手の家電メーカーさんでしたので無理だとは思ったのですが、「ホットプレートで溶着面を温めてから溶着したら?」と提案してみました。
見事にこの提案を受け入れて下さり、何と急遽よその家電メーカーのホットプレートを持って来てテストをしました。
結果は、完ぺきに出来てしまいました。

この案件から学んだ事は技術的な事ではなく、「言ってみるもんだなぁ」という交渉力(?)スキルが上昇した事でした。

miyake

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20年間プラスチックの溶着の世界に身を置いています。本来外部には秘密にしておきたい内容もここには掲載しています。超音波溶着に関する知識やTipsをできるだけ余すところなく発信しています。ご質問があればお気軽にお問い合わせください。

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