対象物は前回の記事(IQOSカバー(その1))と同じなのですが、知識として得るものが全く違うので再登場となります。
デザイン重視となると、様々な形のものを溶着しなければなりません。
今回の形状には、細い部分を突き合わせた様な溶着部がありました。
細いので振動が伝わるか心配な所なのですが、実はこういった箇所は非常に良く振動します。
問題は受け側の方です。溶着時は振動して欲しくない受け側が、細い為に共振してしまい、摩擦熱が発生しにくい状況となりました。
よって、溶着が非常に弱くなってしまいました。改善策としては受治具に追加工を施し、溶着時に受け側が共振しにくくしました。