炊飯器部品(PP)

超音波溶着の実績例

PPの溶着でした。

PPの案件は非常に多いですが、超音波溶着は得意ではありません。

例えば材料がABSだったら簡単な物でも、PPだったら少し難しくなったり、溶着の難易度が1ランク上がってしまいます。
伝達特性も悪く、ヒケも大きく出てしまうため、『きれいに』溶着する事が非常に難しい材料です。

不幸中の幸いで、樹脂の特性上から外観部品に使用されることが少なく、何とか溶着案件もこなしてきたという感じでした。

しかしながらこの炊飯器部品は、ご家庭で取り外して洗う外観部品でした。
しかも後工程でリーク試験を通らなければならない厳しめの品質でした!非常に苦労しました・・。
通常の振幅ではどうしても1か所だけ未溶着部が発生してしまいました。
その未溶着部を改善しようとすると、表面が若干溶けてしまいました。
最後の手段で、通常の約1.5倍の振幅の工具ホーンを製作しました。
単純な形状の工具ホーンでしたら、案外無茶をしてもクラックしないものですね。
試作も良好な結果となり量産に入る事が出来ました。

生産開始後8年経った現在も、問題なく量産を続けているとの事でした。(先日電話確認済み)

miyake

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20年間プラスチックの溶着の世界に身を置いています。本来外部には秘密にしておきたい内容もここには掲載しています。超音波溶着に関する知識やTipsをできるだけ余すところなく発信しています。ご質問があればお気軽にお問い合わせください。

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