フロート(PEEK:ポリエーテルエーテルケトン溶着)

超音波溶着の実績例

フロート (PEEK:ポリエーテルエーテルケトン溶着)

PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)の溶着でした。

※「PEEK」とはPoly Ether Ether Ketone(ポリエーテルエーテルケトン)の略称。

耐薬性に優れているため、酸性/アルカリ性などの溶液の液面高さを検知するためのセンサに使用される部品です。

1個が非常に高価な成型品であったため気を使いながら作業を行いました。

また、熱可塑性樹脂の中で最高ランクの耐熱性を持つスーパーエンプラであるため、超音波による振動エネルギーも多大に必要となり、外観面へのダメージも大きくなると想定していました。

しかしながら結果としては、想像していたより簡単にできてしまいました。

溶着形状はエンプラでよく使う形状とし、受治具でしっかりとバックアップしました。

スーパーエンプラと言えども、基本を忠実に守り、出来る事を丁寧に全て施してやれば、「おそるるにたらず」でした。

しかし、この溶着が成功した一番の要因は、『成型品が円筒状で非常に安定した形状』であるという事に尽きると思います!


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フロート(PEEK:ポリエーテルエーテルケトン溶着)

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miyake

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20年間プラスチックの溶着の世界に身を置いています。本来外部には秘密にしておきたい内容もここには掲載しています。超音波溶着に関する知識やTipsをできるだけ余すところなく発信しています。ご質問があればお気軽にお問い合わせください。

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