PCTFE(フッ素樹脂)の溶着でした。
PVDFよりも溶着性は良さそうで、条件的にもその傾向が見られました。溶着形状は一般的なショアジョイントとしましたが、バリのはみ出しがNGという事だったので溶着量(沈込量)は最低限としました。
結果としては・・・、微妙でした。
一応『接合』はしましたが、『溶着』としては感覚として弱かったです。当然、指では破壊できませんでしたが、つまみドライバーで簡単に破壊できてしまいました。破壊後の溶着界面は若干『ささくれ』ていたので、この結果から見ても溶着されていたと考えます。
もう少し溶着量を増やしてやれば良かったかもしれませんが、開発が途中で終わってしまったので検証は出来ませんでした。
とりえず溶着の可能性はあるという事にしておいて、次案件で確証に変えたいと思います。