ABS+PC(ポリカーボネート)のアロイの溶着でした。
肉厚は薄く、溶けシロ(リブ、ED)は小さく、気を使う商品でした。
当時の溶着機は小型で精度の良いものがライナップされておらず、仕方なく中型機で量産を開始しました。
よって条件的には、エア圧低め/溶着時間短め/振幅低めという設定で、非常にピンポイントの溶着条件となってしまいました。
しばらくして小型で精度の良い機械がラインナップに加わったため、早速機種を切り替えてもらったところ、条件幅が非常に広がり品質面でもかなり向上したことを覚えております。
この案件で学んだことは、大は小を兼ねず、ターゲットの商品に対して適切な機種を選定しなければならないという事でした。