PPの溶着でした。
商品が細かったため、溶けシロの設計が難しくなってしまいました。
溶着部の反りやヒケを考えるとショアジョイント(溶着形状の一種)で溶着するのはリスクが高かったのですが、腹を括ってやってみました。
溶着部を安定させるために受治具で囲い込んだり、収縮のバラつきに対応するために受治具を分割したりしました。
そうすると、しっかり囲い込んだら溶着後は固くなって取れにくくなったり、受治具を分割したところで商品に傷が入ったり、受治具は複雑になればなるほど問題が出てきます。
やはり受治具はシンプルが一番です!
実際の溶着としては、剥離強度が強いものと弱いものの差が出ました。
成形時の取り数の関係で4×8=32個の組み合わせができてしまい、その中でのバラつきだと思われます。
弱いものでも基準はクリアしているので問題はありませんが、個人的には強いものに合わせたかったです。
兎にも角にも、「材料がPP」で「形状が湾曲」していて「外観部品」のアイテムが、無事に立ち上がってホッとしました。