球体(PS:スチロール溶着)

超音波溶着の実績例

HIPS(ハイインパクトスチロール)の溶着でした。

Φ70mmくらいの球体を半分に割った形状でした。

本来であれば、球体の上半分を覆う様な工具ホーンを製作し溶着するのですが、
諸般の事情によりそれができなくなってしまいました。

よって、球体の頂点だけに工具ホーンを当てて溶着するという方法となりました。

球体を地球として言い換えれば、北極に超音波振動を与えて、
赤道部分を溶着するという感じです。(注意:中身は空っぽとしてです)

PSは伝達性の良い樹脂ですが、頂点から点接触で振動を与え、
かなり遠い部分のΦ70mmを溶着させるほどのエネルギーを伝えられるかどうか・・・。

実際は半信半疑でした(笑)。

しかし、試しに手持ちの工具ホーンでトライしてみると、溶着できてしまいました。

頂点部分に若干打痕ができたので満点の出来ではありませんが、お客さんも満足の及第点でした!



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miyake

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20年間プラスチックの溶着の世界に身を置いています。本来外部には秘密にしておきたい内容もここには掲載しています。超音波溶着に関する知識やTipsをできるだけ余すところなく発信しています。ご質問があればお気軽にお問い合わせください。

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